鬼   ノ   城   


【西門と城壁版築土塁】
別  名烏城・金烏城・石山城
所在地岡山県総社市奥坂
築城年月5〜7世紀
築城者吉備氏、渡来系集団
主要城主吉備氏、渡来系集団
城郭様式古代朝鮮式山城
遺  構塁上遺構、水門、門跡、石垣、碑
鬼ノ城は標高400mの鬼城山に築かれた城です

大和朝廷が朝鮮半島の百済軍救済のため出兵した白村江の海戦に大敗した後唐、新羅連合軍の日本侵攻を恐れ西日本各地に築城した城のひとつと言われています

城山は山頂付近はなだらかな斜面となっているが、山の八〜九合目以下は著しく傾斜しており、この山頂部と傾斜が変化する部位の城壁が築かれ全周2.8kmの及んでいる

考察・感想
城域はとにかく広い。たっぷり時間をかけて見る事をお勧めします。城門が4箇所、水門6箇所、石垣などいろいろあります
ビジターセンターのパンフレットがありますので、これをもらって進軍するといいでしょう
駐車場
ビジターセンター無料駐車場
目標物  鬼ノ城地図
ビジターセンター
角楼です。横方向からの攻撃を意図した特殊な防衛施設で鬼ノ城に近寄りやすい尾根を警戒して築かれている 西門です。独立柱の城門で通路床面に大きな石を敷き床面と城門前面の2m近い段差を持つ懸門が特徴

城壁版築土塁です。城壁の内外両側に敷石がある 第0水門です。この第0水門と第一水門は石垣の底から排水させる方法となっている

第0水門と第1水門の間の高石垣です 第0水門と第1水門の間の石の祠です

長さ14.6mの第一水門と長さ16.4mの第二水門です。この第二水門〜第五水門は排水溝を備えて石垣の上から放水させている 第2水門と南門の間の高石垣です

南門です。間口3間(12.3m)、奥行2間(8.2m)、1辺55cmの巨大な角柱12本で上屋を構成する大型の城門です 南門と第3水門の間の高石垣です

通路の敷石です 石の祠です

内側列石です 第三水門と第四水門との間の高石垣です

第4水門です。長さ11.7m、高さ4mの大きさでした 東門です。間口1間(3.3m)、奥行2間(5.6m)、門入口は2m以上の段差を設けた懸門構造で、扉を入った正面には侵入を妨げる巨大が岩を利用している

第5水門です 屏風折れ石垣です

土塁です。長さ49mあった 北門です。独立柱城門で通路床面下には排水溝が設けられていた

案内図です 航空写真です

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