篠脇城の城主美濃東氏は関東下総国香取郡東荘の領主で鎌倉北条氏家人の名門千葉氏の支流で、東胤行が承久の乱の戦功により郡上郡山田荘を加増され大和町剣に阿千葉城を築き本拠とした
しかしこの郡上郡には鷲見氏が鷲見城を本拠とし北部を支配していたため阿千葉城では位置・防衛に不十分であったため篠脇城を築いて移り本拠とした
戦国時代になると越前朝倉氏の侵攻を受け撃退したものの城下は灰燼となり復興も容易ではなく支族遠藤氏の台頭もあり篠脇城も不適となったため八幡赤谷山城の東に東殿山城を築いて本拠を移した
- こぼれ話T(歌で還った篠脇城)
- 篠脇城は応仁2年(1468年)美濃国守護斎藤妙椿の急襲を受け落城したが関東に出陣中の常縁がこれを聞いて悲しみ十首の和歌を詠み妙椿に送ったところこれに感動して城が返されたというエピソードがあります
- こぼれ話U(古今伝授の祖)
- 9代常縁は高名な歌人であるとともに古今集研究の第一人者で連歌師宗祇にその奥義を伝授したことでよく知られ古今伝授の祖といわれている
- 考察・感想
- ここはいい!連続してある竪堀は必見です
- 麓には東氏記念館や和歌文学館などいろいろあります。お勧めの城です
- 駐車場
- 無料駐車場70台
- 目標物
- 古今伝授の里
- アクセス
- 国道156号を郡上八幡町から白鳥方面に進みます
- 東海北陸自動車道「大和IC」を過ぎ、「徳永」の交差点を右折します
- そのまま道なりに進と左側にあります
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